【日本語表現強化】写経7日目

2023年1月20日。ついに一週間やり遂げた。

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毎度お馴染み日経新聞・春秋。2023年1月20日付。
今気付いたが上で日付を述べているので「本日付」でも
良いのかもしれない。

春秋(1月20日) - 日本経済新聞
開高健が残したルポルタージュのひとつに「日本人の遊び場」がある。1963年の夏、作家は高度成長に沸く列島のあちこちを飛び回り、大阪・道頓堀の「くいだおれ」、若者で埋まる湘南の海水浴場、人いきれの充満する船橋ヘルスセンターなどの表情を活写した。▼「週刊朝日」に連載された作品は、いま読んでもイキがよい。毎週、疾走感あふれる...

4段落・14文・559文字。

感想

14文と少ないので1文あたりの文字数が多く感じた。
それでいてあまり「うわー忘れた」ことがなかった。

この一週間の成果だと考えよう。

そして本日も自分の文章生成装置にない語彙を発見できた。

「人いきれ」
漢字で書くと人熱れだそうな。
「いきり立つ」と同じ言葉とみた。
あまり清潔な印象は与えないため個人的には惹かれない言葉だが、
使える場面もあるかもしれない。
ただ世の中に広く知られた言葉でもないようにも思える。

「活写」
非常に明快で音も良い言葉だと感じた。
よく使われる表現ではなさそうだが、
特定の状態に対してずばり言い表すことができそうだ。

そしてふと疑問に思ったことがある。
「だから」と「なので」はどちらが幼稚なのか。
言い換えると、どちらが文章で使うにふさわしいのか。

「なので」の方が少しあらたまっているというのが自分の内省だ。

ただ、どこかで「なので」はカジュアルすぎると指摘されたような記憶もあるし、
今回春秋に出てきた表現も「だから」である。

駄々をこねるように「だーかーらー!」と声を荒げる人は見ることがあっても、
同じ文脈で「なーのーでー!」と感情的に言う事は無いように思うのだが。
敬語を使おうとしている人が「なので」を使う印象がある。

明るくなったら手持ちの辞書で調べてみたい。
狭い家に暮らし、子供の寝静まった時間に自己研鑽を積もうとすると、
こういう時に困る。

おわりに

まずは7日間、一週間毎日続けられたことに対して、素直に喜びたい。
まさか続くとは思わなかった。

以前にも書いたように、明日からはしばらくトライアルに臨む予定なので、
写経はおやすみとしたい。

ただ、今日は短期記憶の強化を最も強く実感した。
日本語表現能力の強化が一番の目的だが、
それ以前の問題点が一つ改善に向かった気がする。

やはり人生にはアウトプットが必要だ。
手を動かすことでしか得られない能力・機会・経験が確かに存在する。

振り返って無駄だったと思っても、それでも良い。

そう思えるほどには、
この取り組みを始めた自分自身に対して感謝の念が湧いている。

願わくば明日からのトライアルの原稿にも、
少しでも日本語の分かりやすさが増した表現が現れると嬉しい。

ただし多くは望まない。できることを一つずつ積み重ねよう。

自分の日本語の能力はまだ土の中で育っている段階かもしれないが、
いつかは地表に出てくると信じて。

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